お神楽装束お披露目

お神楽装束, 大紋, 大口袴, 千早, 前垂れ, 華麗紗

お神楽の衣装の完成形。

一言でお神楽装束といっても

楽団によって形は色々。

 

正解は現存の衣装しかないので

何度も寸法を確認しながら

お仕立てしました。


以前はお神楽にゆかりのある

裁縫上手なお母さんたちが

縫ってきたのだそうで、

その仕事っぷりには本当に頭が下がる。


受け継がれてきた伝統を繋く

お手伝いをさせて頂いて

とても光栄なお仕立てでした。


お神楽装束, 大紋, 大口袴, 千早, 前垂れ, 華麗紗

ところで、

ドレスにもデザイン毎に名前があるように、

装束にもそれぞれ名前がある。

 

洋裁が専門の仕立て屋にとっては

初めて聞く名称ばかりで、それも新鮮でした。

 

例えば、

上の羽織り物は「大紋」

袴は「大口(袴)」

胸元の装飾は「前垂れ」

腰に巻く装飾は「華麗紗」

 

衣装が大きくて、床の上でしか

全部を広げられないのが

申し訳なくもあり、残念でもあり…

 

 


お神楽装束, 大紋, 大口袴, 千早, 前垂れ, 華麗紗

4月からお神楽のシーズンが

始まるのだそう。

 

この2年 活動ができなかった分

勇壮な舞が人々を勇気づけてくれますように。

 

 

オーダーありがとうございました。